4月から体制が変わりました
2019年3月まで当科の部長だった大橋隆治先生が4月から日本医科大学統御機構診断病理学講座の大学院教授に着任されました。それに伴い当科の部長は許田典男が着任し、千駄木から呉壮香先生が着任され、小林倫子が専攻医として研修を開始しました。病理診断科としては比較的若いスタッフばか...
適切な治療を行うためには、まず病気を正確に診断することが重要です。病理診断とは、患者さんの体から採取された臓器の一部を、肉眼、顕微鏡で観察し、その細胞や組織の形態から、どのような病気であるのかを診断する行為です。病理医は、患者さんに直接お会いすることはありませんが、診断、治療方針を決定する立場にあることから、医療において、極めて重要な役割を担っています。病理診断科は、最も新しく認定された標榜科であり、その対象は全身臓器に及びます。当院は大学の付属病院であると同時に、地域医療を担う立場上、様々な疾患の患者さんが訪れます。そのため、疾患領域も多岐にわたり、医学教育には適した施設です。日々、研修医や医学生への指導教育を行い、病理をよく理解した医師を育てるよう努めています。